初めてのホームページ制作で準備するものは、資料一式だけではありません。最初に大切なのは、「誰に、何を知ってもらい、次にどんな行動をしてほしいか」を言葉にすることです。
会社案内、商品写真、原稿などがすべて完成していなくても、制作の相談は始められます。一方で、目的や掲載するサービスが曖昧なまま進めると、必要以上にページや機能を増やしたり、公開後に直したい箇所が多くなったりします。
この記事では、岡山市・総社市周辺で初めてホームページを作る事業者の方に向けて、相談前から公開前までに確認したい準備を8項目に分けて紹介します。
初めてのホームページ制作で準備するものは「目的」から決める
制作会社に相談する前に、まずホームページを作る目的を一つか二つに絞りましょう。目的によって、必要なページ、写真、更新方法、費用のかけ方が変わるためです。
たとえば、次のような目的があります。
- 地域のお客様に事業内容や店舗の場所を知ってもらいたい
- 電話や問い合わせフォームから見積もり相談を増やしたい
- 採用応募の前に、仕事や職場の雰囲気を伝えたい
- 既存のお客様へ営業日、お知らせ、商品情報を案内したい
- 紹介された相手が、安心して依頼できる会社か確認できるようにしたい
「売上を増やしたい」だけでは、ページの内容を決めにくいことがあります。その場合は、「どのサービスについて」「どのような相談を増やしたいか」まで考えると具体的です。
確認質問は、ホームページを見た人に、最初に何をしてほしいかです。電話、来店、見積もり依頼、資料請求、採用応募など、優先する行動を決めておくと、案内の置き方も判断しやすくなります。
掲載したい商品・サービスを整理する

次に、提供している商品やサービスを一覧にします。パンフレット、メニュー表、見積書、チラシ、名刺など、すでに使っている資料があれば、そのまま相談時に渡せます。
一覧には、名称だけでなく、次の内容をメモしておくと役立ちます。
- どのような悩みを持つ方のためのサービスか
- 対応できる地域、条件、営業時間
- 依頼から納品・利用までのおおまかな流れ
- 選ばれる理由、得意なこと、対応時に大切にしていること
- 料金の目安を出せるか、個別見積もりか
情報をたくさん載せることよりも、初めて見る方が「自分に関係のあるサービスだ」と分かることが重要です。似たサービスが複数ある場合も、無理に細かくページを分ける必要はありません。内容や問い合わせの導線を見ながら、分けるべきかを決めます。
会社・店舗の基本情報を確認する
基本情報は小さな項目に見えますが、誤りがあると利用者を困らせます。公開前に、紙やデータで正しい情報をまとめておきましょう。
- 会社名・屋号、代表者名、所在地
- 電話番号、問い合わせを受けるメールアドレス
- 営業時間、定休日、予約や来店の受付方法
- 対応エリア、駐車場の有無、アクセスの補足
- 創業の経緯、理念、代表やスタッフの紹介
- 許可・資格・加盟団体など、掲載してよい情報
住所を公開しない業態では、対応地域や打ち合わせ方法を明記するほうが、利用者にとって親切です。また、問い合わせ先を個人の私用連絡先にするか、事業用に分けるかも、公開前に決めておくと安心です。
写真とロゴは「信頼が伝わるもの」を優先する

ホームページでは、文章と同じくらい写真が印象を左右します。特に地域のサービス業、店舗、施工や製造に関わる事業では、実際の人、仕事場、商品、事例が見えると、利用者は相談後のイメージを持ちやすくなります。
優先して用意したいのは、代表・スタッフ、外観や店内、商品やサービスの提供場面、実績・施工例などの写真です。すべてを自分で撮影する必要はありませんが、何を見せたいかは事前に考えておきましょう。
写真を用意する際は、次の点を確認してください。
- 暗すぎる、ぼやけている、小さすぎる写真ではないか
- お客様、スタッフ、車のナンバー、書類などが写っていて問題ないか
- 他社から提供された写真や、インターネット上の画像を無断で使っていないか
- 公開後に追加できそうな写真を、今後も撮りためられるか
ロゴの元データがある場合は、画像形式を問わず手元にあるファイルを渡しましょう。データがなくても制作は進められますが、名刺や看板などを参考に、表記や色の扱いを確認します。
原稿は完成品でなくても、伝えたい言葉を集めればよい
「文章が書けないから依頼できない」と考える必要はありません。まずは、普段お客様に説明していること、よく受ける質問、紹介したい強みを箇条書きで集めるだけでも十分な準備になります。
たとえば、次のような質問に答える形でメモを作ると、原稿の土台になります。
- なぜこの仕事を始めたのか
- どんなご相談を多く受けるのか
- 依頼前に不安になりやすい点は何か
- 他のサービスと比べたときの違いは何か
- お客様に約束できる対応は何か
事実以上に良く見せる表現は必要ありません。具体的な対応範囲や仕事への考え方を、分かりやすい言葉で示すほうが、依頼後の行き違いも防げます。
必要なページと不要な機能を分けて考える

初めてのホームページでは、機能を増やしすぎないことも大切です。見栄えのよい機能であっても、使う予定がない、更新する担当者がいない、利用者に必要性がない場合は、負担だけが増えることがあります。
多くの事業で基本になるのは、トップページ、サービス案内、会社・店舗案内、問い合わせ、必要に応じて実績やお知らせのページです。採用を重視するなら採用情報を、予約が中心なら予約方法の案内を加えます。
検討時には、各ページや機能について「誰が使うのか」「公開後に誰が更新するのか」「なくても目的を達成できないか」を確認しましょう。お知らせの更新、ブログ、ネット予約、会員向けページなどは、目的と運用体制がそろったときに導入する判断で構いません。
予算と公開希望時期は、幅を持たせて共有する
予算を伝えにくいと感じる方もいますが、上限または希望する範囲を共有すると、優先順位に合った提案を受けやすくなります。予算には、最初の制作だけでなく、公開後の管理、修正、更新の費用も含めて考えます。
比較するときは、金額だけでなく、何が含まれるかを確認してください。ページ数、原稿や写真の支援範囲、問い合わせフォーム、スマートフォン表示、公開後の相談先などは、内容によって異なります。
公開希望時期がある場合は、「いつまでに必要か」と、その理由も伝えましょう。新規開業、イベント、採用開始などの事情が分かれば、先に決めるべき内容を整理しやすくなります。ただし、写真撮影、原稿確認、掲載内容の最終確認には事業者側の時間も必要です。余裕を持って進めることが、内容の確認漏れを減らします。
公開後に更新する人と方法を決めておく
ホームページは公開して終わりではありません。営業時間、サービス内容、スタッフ、実績などが変わったときに、誰がどのように直すかを決めておくと、古い情報が残りにくくなります。
自分でお知らせや実績を更新したい場合は、更新しやすい仕組みを検討します。一方で、更新頻度が低い場合や、担当者を置きにくい場合は、無理に操作を増やさず、必要なときに制作側へ依頼する方法もあります。
相談時には、「自分で変えたい箇所」「更新が難しそうな箇所」「月にどのくらい更新できそうか」を率直に伝えることが大切です。使い切れない機能を勧めるのではなく、実際の運用に合う形を選ぶことが、長く役立つホームページにつながります。
資料がそろっていなくても、相談時に伝えたい3つのこと
準備を完璧にしてから相談しようとすると、なかなか始められないことがあります。資料が不足していても、次の3点が分かれば、制作の進め方は相談できます。
- ホームページを作ろうと思ったきっかけと、達成したい目的
- 主なお客様、提供している商品・サービス、対応地域
- 現在困っていることと、公開したい時期・予算の考え方
Nex@Webでは、岡山市北区の事務所として、代表の前岡が相談から制作、公開後の対応まで一貫して担当しています。初めての方には、手元にある名刺、チラシ、写真、メモなどを見ながら、何を載せるべきか、何を後回しにできるかを分かりやすく整理します。
大切なのは、立派な資料を作ることではなく、事業の魅力と利用者に伝えるべき情報を確かめることです。準備できた項目から共有し、目的に合った、無理なく続けられるホームページを検討しましょう。
よくある質問
ホームページ制作の相談前に、資料はすべてそろえておく必要がありますか?
必要ありません。名刺、チラシ、既存の写真、サービスのメモなど、手元にあるものから共有すれば相談を始められます。まずは目的と優先したい内容を整理することが大切です。
写真や文章を自分で用意できない場合でもホームページは作れますか?
作れます。写真については必要な場面を整理し、文章については普段の説明や質問への回答をもとに内容を組み立てます。どこまで支援を受けられるかは制作先へ確認しましょう。
初めてのホームページでは、どのページを作ればよいですか?
一般的には、トップページ、サービス案内、会社・店舗案内、問い合わせページが基本です。実績、お知らせ、採用、予約案内などは、目的と公開後の運用体制に応じて追加を検討します。
